●匠の技 プロだからこそ操れる技 事前プログラムなど無しでその場その場の状況判断から生まれる技 僅かながら私所有の当時の営業テープの中にその断片が残されています これらの曲が新譜でありニューダンスで踊られていた事と その時期にブースに立ち連夜の宴を演出されていた事が大切なのです 今現在これらの再現をしていても所詮は真似事 当時の勢いには到底及びません クロスフェーダーを使ってBASSイコライジングを切ってなどという スタイルとは違い(HIP-HOP R&B世代ですね) 使うフェーダーは縦ファーダーのみ MIX中イコライザーはいじくらないのが基本(当時はですよ) レプリカやコピーではない本物の匠を体験していただきたく 素朴な当時の職人技を私の主観ですが拾い集めてみました MIXヲタク的な分析よりも当時のフロア状態を想像しながら 楽しんでエキサイトしてくださいませ この瞬間大勢のお客が踊っていた事も忘れないでください |
★匠の技を体感してみよう♪(LATE 70's 編)
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★匠の技を体感してみよう♪(EARLY 80's 編)
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★元プロDJとは? 元プロDJと一概に言いましてもグレードが存在しています 営業中のブースに入ってプレイすれば経験者としての 既成事実は成立してしまうわけですが お店の看板背負ってメインをはっているチーフとレギュラーDJ陣から 飽くまでもサポート役の学生バイトDJ(ヘルパーともいいます)まで ピンキリというわけなのです 技術的な部分での個人差はあるでしょうが 何の保証も無い世界に身を投じて この時代でこれ一本で飯を食っていた本職のDJと 卒業→就職という別の人生プランが用意されている 学生稼業の片手間でDJをやってたバイトとは根本的に 責任感と危機感の温度差が違います 中にはバイトから本職になってしまう方や 真面目に取り組んでいた学生ヘルパーもいらしたので 一概には判断できませんが 遊びの部分でしかDJ職を理解、経験していない 期間バイト(ヘルパー)や見習いモドキなど これらを全てひっくるめて元プロとするのは開きがあるように思えます 週6日お店にいてお客が数百人以上に膨れ上がる ゴールデンといわれる時間帯をこなすレギュラーDJと 平日の深夜番や谷間の時間帯専門のバイトDJとでは 経験値も技術力も違い過ぎるのです 毎晩不特定多数ののお客さん相手をこなしていた腕の持ち主こそ プロDJと呼べる人物だと思います MIX(ツナギ)が上手い、マイナー曲に詳しい そんな事だけでプロDJを計ってはいけません 当時やっていたパフォーマンスと経験をそのまま活かせて 不特定のお客を楽しませるノウハウを持っている これこそが職人の証なのです 趣味で好きな曲だけかけてりゃいいDJと 魂を削りながら青春時代をプロDJとして捧げた者は違うのです ここまでプロDJを称えておきながらなんですが レギュラーでありながらもダメDJはいました 仕事しないでナンパばかりにうつつをぬかすエロ野郎 音楽センスが無いのに居座り続けるただの目立ちたがり屋 新譜やマイナー曲を疎かにし 世間で一般受けしてからちゃっかり使いだし 常に安全牌的なミーハー曲ばかりかけているような怠け者など 魂を削るどころか楽して肥える名ばかりDJは当時から噂になってました 業界から永久追放された者もいれば コネ・癒着といった世渡り上手さだけで生き長らえた者もいます プロの中でもグレードがあるという事は事実なのです |
★インフォメーション 本コーナー「DISCO MIXの世界」も例外でなく過去の遺産を取り上げています 現在進行形にあるものや生産できるものと違い資源に限りがあります 頻繁な更新はできませんのであらかじめご了承願います ▲ページ最上部へ |