80's SURFER DISCO 70年代後期~80年代初期に栄えたサーファー系ディスコ回顧録。当時の音楽やファッションを徹底検証!


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★編集後記

懐かしさや思い出の到着地点は一致していてこそ

同期生としての共感や一体感といった

喜びの共有が得られるものだと思っていました

ところが最近になって思い出の到着地点のみでは

共感や一体感が得られない事に気が付かされました

同じ時間軸を過ごしながら世代(年齢)の違う人達の存在です

私のHPではサーファー時代に青春期であった方を同期として

共感や時代の共有感を追求しています

求める懐かしさの対象が一致しているので同期と思いきや・・・

当時ランドセルや学生カバン、勉強机といった人達も

同じ時間を共有しているのです
(同世代でも当時遊んでいない人結構います)

現在ではリッパなミドル世代

過去を語るに見た目の貫禄は充分

日焼けしたレイヤーのお姉さんやロン毛のお兄さん達を横目で見ながら

どう感じていたか解りませんが

きっと私達とは別の価値観で眺めていたと思われます

しかし遊ぶエリアや行動範囲、ファッション、オシャレなどは

実体験している私達とは比べものになりません

他人のお子様時代の体験談をどーのこーの言うつもりはないですが

音楽やファッションに当てはめた場合

同じ「懐かしい」でも深度が違うのです

特に80年代入ってからはブラコンというムーブメントが活発になり

70年代には無視されていたようなディスコにまつわる楽曲が

ラジオで流れるようになりました

お家のラジオで聴く「懐かしい」と

ディスコの中や流行の店、ストリートで聴いた「懐かしい」は明らかに違います

私達が求めるのは後者のほうの情報であり

狭い体験で裏付けた記憶や後付けされたウンチクではないと思います

ネットの普及と共にディスコやダンスには興味は無いが

レコードだけ集めるという
ヲタクな人達の存在が浮き彫りになりました

ありあまる曲知識やコレクションは業界人も及ばないほどで

その存在感を知らしめる事になりました

しかし所詮は非ディスコなシロウト

曲にやたら詳しい→かなりのディスコ通ではないのです

そもそもダンスミュージック自体(DISCO,FUNK,RAP,FUSION,12"など)

当時のディスコDJ達の貢献とディスコ常連達の存在抜きでは

ここまで知名度が上がったり需要が高まったりしなかったと思います

しかも本当に当時のディスコに出入りしていた人達は遊ぶ事に夢中

いちいちアーティスト名、曲名、果てはバージョン違いなどまで

細かく記憶している余裕などないです(聴いて思い出すくらい)

こういった思い出の
ブレ上書き現象の原因はこれだけに止まりません

求める思い出の着地点が私達とは異なる

バブル時代終焉期に流行った「オールディーズ・タイム」の影響です
過去の有名曲ばかり時代、ジャンル際限なく流すヒッパレ
ダンクラとも呼ばれる

当時お子様だったなど諸事情でディスコに行けなかった方達に

大好評だったようで今でも継続されているようです

「RAY PARKER JR./RAYDIO」「CHERYL LYNN」

「RICK JAMES」「DOOBIE」「TOM BROWNE」などなど
実際アースのファンタジーをこの時代の新譜と思っていた人がいるんですねー

私達世代が当時新譜バリバリで聴き踊った曲も多く含まれ

果ては70年代のカルトヒット「FUNKY BUREAU」や

当時それほどでもなかった「JACKSON SISTERS」まで引っ張り出し
これが「ダンクラ」という定義か

今や後追いのほうがオリジナルであるかのような風潮が強くあるようです
早く取り上げた者勝ち的な

そういった流れはダンスやうるさいドレスコードなどの営業方針にまで

影響を及ぼしているようであります

音楽を介して昔の話題が深くなるに連れて話が噛み合わなくなる

選曲の配列や時代時期、ダンス、ファッションセンス、行っていたお店などなど・・・

正に求める
思い出の着地点が違うという事実です

バブル終焉期でも後聴き者にとってはその地点が懐かしの着地点なのでしょう

ディスココンピレーション制作にもこういった現象が顕著に現われています

オリジナル世代ではなく(私達世代はついでで買ってくれりゃいいってか)

R-35に代表されるように上書き世代に向けて作られているようです
(R-35世代人が一番CDを購入してくれた世代だそーです)

私事ですが幼少の頃流行っていた

「LATE60年代歌謡曲」や「GS」などのヒット曲は覚えていて

好きな楽曲も沢山あります
オックス、テンプターズ、ヴィレッジ・シンガース、ブルコメ、黛ジュン、ザ・ピーナッツなどなど

しかし知ったかぶろうが知識や理屈で武装しようが

その時代の青春期であった方達には全てにおいてかないません

市場や世間はどうであろうが

私は自分の時代を等身大で語りフラストレーション無く

同級生達と多くの共感共有感を高めていきたいと思います

見た目の「懐かしい」は自分にとっての「懐かしい」とは限らない事

心に留めておいてください

ジェネレーションギャップや価値観の相違など序の口

新解釈、再評価、後付け論、新造ダンスなど巻き込んだ

情報過多時代の歪みはこれからが本番になるでしょう






◆おことわり

本文章は現状の事実を述べただけで
世代や感性の違う方を否定、非難するものではありません


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