80's SURFER DISCO 70年代後期~80年代初期に栄えたサーファー系ディスコ回顧録。当時の音楽やファッションを徹底検証!

BLACK

◆BLACK系MUSICのコーナー

時のBLACK・DISCO代表であった「JESPA」「QUEUE」などに

次いでもっとも多くオンエアされていたのがこのジャンルです

ブラコンと称された「CONTEMPORARY SOUL」や「FUNK」

RAPの元祖である「OLD SCHOOL」

OLD SCHOOLが進化し大ムーブメントとなった「HIP-HOP RAP

BREAK DANCEのフェイバリットとなった「ELECTRIC FUNK」

これらのジャンルをサーファー時代限定でピックアップしてみました

因みに現代のクラブ等でレアグルーブ扱いされプレイているような

アフリカンミュージックは当時のディスコではオンエアしていません

耳の肥えたお客がマニアックな音を求めて行く現代のクラブと

サーファー時代のディスコとでは

営業形態も選曲スタイルもお客の嗜好も異なっています

現代のDJ選曲志向やレコード流通事情とは比較されないように願いま


「RICHARD JON. SMITH」「ALTON EDWARDS」「BILLY OCEAN」といった
アフリカ出身のアーバンシンガーは省きます

OSIIBISA」も同じ
(。-`ω´-) 重箱の角突付かんといて

アフリカンもブラックミュージックには違いありませんが

ジャンルとしてはワールドミュージックの部類ではないでしょうか






■見たいところへダイレクトジャンプします■


OLD SCHOO RAP   EARLY HIP-HOP RAP   ELEKTRIC FUNK   P-FUNK






BLACK CONTEMPORARY

このカテゴリーにつきましては深い説明は不要かと思いますが

念の為に軽くお話しときます

ブラックミュージックならばシンガーもファンク系バンドも全て含まれます

1980年くらいからオシャレな歌詞内容に洗練され新しい音作りに

方向性を示されたのがこの「ブラコン」というムーブメントです

当時の先駆け的な作品が「OFF THE WALL/MICHAEL JACKSON」'79

ブラコンはサーファー世代人の誰もが愛着を感じた文化の要でありました

ディスコは勿論サーファー系のパブやレストラン


波乗りやドライブでのカーステなどAOR同様生活に密着していたものです

この時期にデビューし旬になったミュージシャンもいれば

サーファー時代以前から活躍されているミュージシャン達は

このムーブメントで路線変更余儀なくされ生き残り必死であったのです

※当時のストックアイテムですが一般的知名度があるモノは敢えて外しました
  洋楽ヒットチャートやベストヒット等とは選考基準が全く違います


ブラコン期の作品
FALLEN
ANGEL
SYLVIA
St. JAMES
GENE VAN
BUREN
DILLARD
AND BOYCE
MONALISA
YOUNG
 
PEABO
BRYSON
LESLIE SMITH CHARLES
VEAL
GARRY
GLENN
ALFIE
 
KARIN
JONES
ALVIN FIELDS KEITH BARROW GLENN EDWARD
THOMAS
BOBBY KING
 
BEAU
WILLIAMS
BETTY WRIGHT CHUCK
CISSEL
DENIECE
WILLIAMS
AVA CHERRY
 
THELMA
HOUSTON
JUNE
POINTER
MOSES TYSON VEE ALLEN CARL
ANDERSON
 


★FUNK

最初にお断りしておきますが飽くまでもサーファー期ディスコオンエアのFUNKが対象です

現代では「FUNK」という概念が当時のソレとは異なってきています

リリース当時を知らない後聴きやRARE GROOVEなどのクラバー世代の価値観は

私達の知っているFUNKとはかなり違っています

売り込み解説や寸評にそそられてCD買ってみたけれど・・・

「何か違う。。。」とガッカリさせられた方も多いと思われます

私達の時代では「FUNK」といえば

踊り捲くっていたいた頃の

「ZAPP」「SLAVE」「FREEDOM」「CAMEO」「CON FUNK SHUN」「BAR-KAYS」

といった面々の路線を連想するわけですが

今では「FUNK」と一言にいいましても

世代、趣向、受け手によって異なっているのが現代なのであります

煮え切らないデジタルトラックや消化不良な演奏

HIP-HOPの影響をモロに被った音作り

いつの時代のものとも知れないドーナッツ盤音源だったりと

レアトラックやネタモノへと向いている方向性と私達の求める音は違うのです

昔のアーティストの新録新譜に当時の音を求めているわけでもありません

私達が実際聴いて踊った「サーファー時代の感性」を表現したいのです

時代は変わり聴く人間の評価や価値観も変わっていますが

レコードは当時のままで音を奏でてくれます

せめて本HPではサーファー時代の同期生に優しく

お互いに当時の雰囲気で通じ合えるように

ディスコとしてのダンスアイテム(踊れる)を基準とし

この時代の形態ありのままを表現して行くつもりです

それでは以上の内容を踏まえましてサーファー時代のFUNKを振り返ります

FUNKはブラコンと並行して人気の高いジャンルでした

数々のサーファーダンスのフェイバリット曲にもなっている主力のジャンルであったのです

大衆化された80年代にヒット曲が集中してしまった事により

80'sになってからのFUNKばかりがサーファー時代の代表のように

取り沙汰されているようですがそれは偏った見解です

70年代後期のFUNKを語らずにサーファー時代はあり得ません

まずは70年代後期から簡単に考察しますと

70年代から80年代へと大きく音楽スタイルを様変わりさせ

大成功したFUNKグループがありました

79年の後半にリリースされた「LADIES NIGHT/KOOL & THE GANG」が

この変革を成し遂げた代表といえるでしょう

たったの1年間の違いと思われる方もいるでしょうが

ブラコンムーブメントの起こったこの時期の変革は大きなものであったのです

80年代のブラコンの流れに沿ったFUNKミュージシャン達の中で

一番のリストラ被害を受けたのがホーンセクションの面々で

70年代の嵐のようなホーンセクションは影を潜み

殆んどがシンセで代用されるようになってしまいました

FUNKミュージックの売りであるパキパキブンブンの

※スラッピンベースも控えめになってしまい

これもシンセ・ベースで代用するグループが主流と代わってきたのです

当時でいうチョッパーベースの事です
チョッパーというのは和製造語で正しくはスラップ、サンピンが世界共通だそうです


下のギャラリーはLATE70's~EARY80'sの一部好作品を並べてみました



LATE 70's FUNK
PHYREWORK HALLOWEEN 7TH WONDER FATHERS
CHIILDREN
CHOCOLATE
MILK
 
FATBACK CROWN HIGHTS
AFFAIR.
OLYMPIC
RUNNERS
OSIRIS BECK FAMILY
 
BRICK RARE GEMS BRAIN STORM POCKETS SHO NUFF
 
QUAZAR KAY-GEE'S FAZE O WILD CHERRY T-CONNECTION
 


EARLY 80's FUNK
COLOR BLIND PRIVATE EYE ZALMAC LA VOYAGE CHEW
 
HARARI CHILL
FAC-TORR
THUNDER
STORM
SOUTHROAD
CONNECTION
SHADOW
 
THOMAS BUCK
NASTY
OMNI OASIS RUMPLE
STILTS-SKINS
80's LADEIS
 
OPUS 7 SHOCK CHAZ PRINCE CHARLES FORECAST
 





EUROPIAN FUNK/SOUL

ヨーロッパ産のFUNK/SOULです

本家USモノよりもFUSIONJAZZよりの演奏が多く

メロディーラインが強いのも特徴です

白人ミュージシャンが多いのもEURO系の持ち味で

洗練された音ながら鋭い演奏を聴かせます

イギリスとオランダ、イタリアからのミュージシャンが多く

70年代ではREAR GROOVEとして取り上げられ

80年に入ってからは

URBAN DANCE MUSICとしてファン層を広げています

古くは74年「「OLYMPIC RUNNERS」

76年「HEATWAVE」78年の「HI-TENSION」

80年「DELEGATION」「UK PLAYER」「LIGHT OF THE WORLD」

81年「LINX」「FIREFLY」「K.I.D.」

人気定着の82年には「JUNIOR」「CENTRAL LINE」「KANO」の2nd

83年には「DAVID GRANT」「DAVID JOSEPH」「HAYWOODE(12”)」

といったところがフロアを賑わせていました

残念ながら当時は入荷が少ないなどの事情もあり

全てのお店に行き渡らず必然的スルーされてしまった好作品が多いです

当時の新譜事情として

専門店よりも大手のレコショップの輸入盤コーナーなどで

意外にも転がっていました(入手難には変わりありませんが)

現代に至ってはハンター達の格好のターゲットにされてしまい

次々と掘り起こされ市場に出回り高値で取引される構図が出来上がっているようです

廃レコ・マーケットには得体の知れないコレクター盤が増殖してしまい

あたかも当時からディスコで流れていたように吹かす輩もいて

かなり混沌としてしまっています

当時にこだわる方々は

ディスコオンエアアイテムとこういった後期発掘盤との見極めが大切です

思わぬ出費で終わってしまう事に成りかねません

反対にディスコは嫌いだがこの手の音が死ぬほど好きだという方は

達成感や優越感も大きく挑み甲斐のあるジャンルだと思います


LINX ELITE FIREFLY PARADISE LIGHT OF
THE WROLD
 
UK PLAYER SELECTION ROCKET SECOND IMAGE CHAPILIN BAND
 
AGO BEGGAR & CO. CENTRAL LINE JUNIOR DELEGATION
 










☆OLD SCHOOL(RAP MUSIC)

RAPといわれるスタイルで始めてレコードを世に送ったのが

FUNK界の重鎮「FATBACK」の’79年作「KING TIM Ⅲ」と言われています

当時はコアなFUNKYフリーク達に人気で踊り捲くられていました

しかしブロンクス産の純正ラッパーでありDJとしても名高い

「GRANDMASTER FLASH」がRAP MUSICカルチャーの創始者のひとりです

OLD SCHOOL RAPの超古典ものとして知られる

「WE RAP MORE MELLOW/YOUNGER GENERATION」'79のメンバーであって

本格的なRAP MUSIC12”として歴史的価値が高いです

その後同’79年にRAPミュージックの12”が色々とリリースされます

日本で大ヒットとなった第一号が「RAPPERS DELIGHT/SUGARHILL GANG」で

有名曲のカラオケを巧みに使ったことがヒットの要因となりました

立て続けに「RHYTHM TALK/JOCKO」が「AIN'T NO STOPPIN' US NOW」という

大ネタを使ってこれもかなりのフロアヒットとなり

後の80年に「THE BREAKS/KURTIS BLOW」

「SHOCK SHOCK THE HOUSE/DJ HOLLYWOOD」

「SUPER WOLF CAN DO IT/SUPER WOLF」

「FREEDOM/GRANDMASTER FLASH & FARIOUS 5」

「THAT'S THE JOINT/FUNKY FOUR+1」

「8TH WONDER/SUGARHILL GANG」

「AT THE PARTY/TREACHEROUS THREE」と立て続けにフロアヒットが生まれ

最先端の音楽として連夜ヘビロテされていた事も手伝ってか

RAPミュージックはディスコビギナーにまで浸透して行きました

OLD SCHOOL RAPは「PAUL WINLY」「BRASS」

「SOUND OF NEW YORK」といったレーベルが古参であり

中でも「SUGARHILL」と「ENJOY」レーベルが有名かつ老舗であります

「GOLDEN FRAMINGO」や「NEWTROIT」「ALA」といったレーベルも

わずかながら当時の専門店に並びました

更に後の「PROFILE」「GRAND GROOVE」「SCORPIO」といったレーベルも

人気曲のカラオケにのせたカヴァーRAPや

スポーツ実況をRAPにした「HURT 'EM BAD」などが当時のフロアを賑わしていました

しかしBREAKBEATSではなくコピー演奏や

インストバージョンを丸々使ったものが主流の時代でした

更にブロンクス系OLD SCHOOLとは違う洗練されたアーバンサウンドにのせた

「FLAKES RAP」「LOVER'S RAP」「IT'S GOOD BE THE KING」などが登場し

RAPミュージックは確実にディスコへ浸透して行きました

ブロンクス産正統OLD SCHOOLは

ALBUMがリリースされているモノは少なく12”が主力です

多くのシティ・サーファー達がこの音源に魅入られ

カーステレオに必ずといっていいほど収録されていたものでした

当時の専門店ではこの人気に圧倒されてか80年の秋頃には

「GRAND MASTER FLASH」「FUNKY FOUR+1」のENJOY初期盤など

以前リリースされていたバックナンバーを大量に仕入れていました

ディスコの方針によって購入の範囲は異なりますが

オンエアされていたRAPはほぼ平均していました

現代の市場ではもっとコアなOLDSHOOLが色々とありますが

当時オンエアされていない
後で輸入されたインディーズ・レーベルものが多く

歴史的
コレクションアイテムとして超高額で取引されています

因みにコレクションアイテムでは当時は甦りません

1曲が10分前後もある長いOLDSCHOOLをダラダラ流すのは

明らかに「手抜き」DJです

因みに歌詞内容は社会派メッセージの「KURTIS BLOW」

ポルノチックX指定エロRAPで知られる「BLOWFLY」以外

陽気なナンパものやクールな自己主張、皆で盛り上がろう的なやつが多く

今で言う「ペアレンタル・アドバイザリー」的なものはありませんでした

82年「THE MESSAGE/GRANDMASTER FLASH & FARIOUS 5」が本国で大ヒットしてからは

HIP-HOPのムーブメントも加速し歌詞の様相が変わってきました

ただ私達世代が当時のRAPミュージックに魅了された要因として

あの重たいFUNKスタイルな演奏と

FUNKYなタイコにラッパといったノン・デジタルな生楽器で奏でるカラオケが

時代の主流音とマッチしていたので受け入れやすかったのだと思います

一般客にも踊り易くノリ易いのもこういった裏付けからです



オールドスクール(LP)
SUGARHILL
/VA
KURTIS BLOW T-SKI VALLEY FATBACK BOBBY DEEMO
BAND
 
GRANDMASTER
FLASH & F.5
FUNKY FOUR &
CRASH CREW
GENIUS RAP
/VA
SEQUENCE
JOE GIIBBS
/VA
 
オールドスクール12”
KOLL KYLE TANYA
&SWEET TEE
MEL BROOKES EDDIE MURPHY
AFRICA
BAMBAATAA
 
KURTS BLOW CASPER PARLEZ SPOONIE GEE
WAYNE &
CHARLIE
 


■EARLY HIP-HOP(RAP & DJ)

サーファーディスコ時代に実際RAP MUSICがオンエアされ

HIP-HOPというムーブメントがジワジワと湧き上がって来た事は確かです


但し日本→東京エリアでは82年の後期という微妙な時期にOLD SCHOOLから

進化を遂げたようなサウンドがボチボチとリリースされ始めてきました

そして83年に入るとその姿はハッキリとしたカタチで現れて

ブラックミュージックの方向性を大きく変えたのであります


そのような流れの中でいち早くスクラッチやトリックなど

DJターンテーブルパーフォーマンスをレコードにした先駆け的人物がいました


OLD SCHOOL RAP人気の立役者「GRANDMASTER FLASH」です

81年春にリリースされた「THE ADVENTURES OF GRAND MASTER FLASH OF~」は

HIP-HOPレコードの第一号として今尚光輝いております

彼はラッパーとしても知られていますがターンテーブルパフォーマーDJとして

かなり古くからブレクビーツやスクラッチ技を披露していた

HIP-HOP DJの先駆者でもありました

そんな彼の技を収録したのがこの作品です

しかし昔はお店で実際にオンエアするにはかなりの勇気が必要でありました

当時スクラッチやトリック技に免疫のないお客からはブーイングが飛び

フロントからも「変な悪戯してるんじゃない!!」とお叱りを受けていました(苦笑)


HIP-HOPレコードは83年からが色々と素晴らしい曲が登場してきますが

サーファー世代としてはHIP-HOP RAPに関しましては
82年までの

ご紹介がギリギリのラインと思いまして勝手ながら区切らせていただきます


確かに83年に初期HIP-HOP RAPの秀作が「RUN DMC」を始め多く誕生していますが

時を同じくしての最先端であったHI-NRG.ブーム同様に落陽のサーファー時代より

次世代に延びる後世文化の産物である事を強く認識した次第であります

従いまして深追いはいたしません


★アイテムの性質上12”で紹介させていただきました
EARLY HIP-HOP
THE ADVENTURES~
/GRANDMASTER
FLASH '81
MAGIC WAND
/WHODINI
'82
HIP-HOP.BE BOP
/MAN PARRISH '82
JAZZY SESATION
/AFRIKA BAM. &
JAZZY 5 '81
THE BUBLE
BUNCH

/JIMMY SPICER '82
 
COSMIC GLIDE
/CAPTAIN ROCK
WE 'RE AT
THE PARTY
/DISCO FOUR
Mt. AIRLY GROOVE
/PIECES OF
A DREAM
ACTION
/ORANGE CRUSH
ROCKIN' IT
/FEARLESS
FOUR
 


■ELECTRIC FUNK

これはHIP-HOP文化から発生した

エレクトロニック・ファンクとかテクノ・ファンクとも呼ばれる楽曲です

上記のRAP MUSICのトラックよりBPMが速いのが特長

元々はテクノサウンドの立役者「クラフトワーク」が出発点のようで

シンプルなデジタルトラックを基調にシンセを重ね

ボイスモジュレーターを駆使するというのが特徴です

宇宙空間をイメージした音作りも多くあります

LATE70のディスコシーンではイタリアの超人気プロデューサー

「GIORGIO MORODER」がテクノ・ディスコを作り上げたり

’79年の「YMO」にもその技術は活かされていました

80年に「KANO」というイタリアのダンスグループが

テクノ・ファンクというような曲をディスコでヒットさせていました

この音楽の真骨頂は後の1982年

HIP-HOP文化の創始者のひとりである「AFRIKA BAMBAATAA」が

作り上げた「PLANET ROCK」という

初期HIP-HOP RAPの名作として未だに称えられる

楽曲で大きく進化を遂げたのであります

「YAZOO」や「THOMPSON TWINS」といったUKのNEW WAVEグループ達も

テクノとFUNKのエッセンスを取り込んだ

テクノポップという新しい音楽スタイルを完成させ

日本でも1982年にサーファー次世代のディスコフリーク達の人気を得ていました

時代の背景からも

従来のブラック系ダンスミュージックには「もう飽きたと」いうような風潮も強まり

大きなダンスミュージックの転換期が海の向こうから

ジワジワと迫り来る時期でもあったのです

「AFRIKA BAMBAATAA」の「PLANET ROCK」は

「TOMMY BOY」レーベルのHIP-HOP時代の幕開けと

DISCO&BLACK MUSIC界に新しい風を巻き起こす大ヒットとなり

後の「マイアミビート」や「フリースタイル」なる楽曲の礎となったのは

間違いありません

83年にはヴォイス・モジュレーターを多用した

「FREAK A ZOID/MIDNIGHT STAR」が空前の大ヒットと繋がって行きました

更に後の人気映画「ブレイクダンス」に「ツールド・フランス/クラフトワーク」

「FREAK SHOW ON THE DANCE FLOOR/BAR-KAYS」が挿入曲として

使用された事も当然の成り行きだったのでしょう

HIP-HOP文化は音楽だけではなくブレイクダンスも含まれています

特にこれらの音楽に合わせて踊るブレイクダンスは特殊なテクを要するので

一般向けのダンスではありません

このエレクトリック系ではHIP-HOP DANCEのひとつである

「ERECTRIC BOOGIE」なる立ち技ダンスがあり

マイケルで有名になった「MOON WALK」もこの一端です

変則的なビートに無機な音作りは一般客が踊るには難しすぎて

旬であったHI-NRG.やNEW WAVEで踊り捲くる人が大半であったのも事実です

83年以降ではブレイカーと呼ばれるHIP-HOPダンサー達が

アチコチのディスコで常連として存在し

映画「ブレイクダンス」の登場人物達さながらのファッションでお店の一角を占めていました

そのブレイカー達のフェイバリット曲として多くのヒット曲が生まれたのも事実です

スタイルとカルチャーは異なりますが「サタデーナイト・フィーバー」

「ビッグ・ウェンズデイ」に影響された私達世代を思い起こしてしまいました

サーファー時代としましては82年までのご紹介がギリギリの範囲です

初期の「ELECTRIC FUNK」のみ掲載させていただきました

★アイテムの性質上12”で紹介させていただきました
ELECTRIC FUNK(HIP-HOP)
PLANET ROCK
/AFRIKA
BAMBAATAA
& SOUL SONIC
FORCE
PACK JAM
/JONZUN CREW
FUNKY SOUL
MAKOSSA
/NAIROB
NUNK
/WARP 9
BLACK
HOLE BOP

/X-25 BAND
 
E.T.BOOGIE
/EXTRA T'S
COSMIC CARS
/CYBOTRON
DO IT
/BAR-KAYS
MIRDA ROCK
/REGGIE GRIFFIN
& TECHNO FUNK
I''M THE
PACKMAN

/THE PACKMAN


☆P-FUNK

黒人社会が抱える闇

それに対しての怒りや嘆きが原動力となったFUNK

JBやMOTOWNのミュージシャン達が

アメリカ社会に対して矛盾や理不尽を爆発させる中

FUNKを聴きながら愉快に笑って人生過ごそうよ的な

発想で創造されたのがP-FUNK

非常にクセのあるミュージシャンが集まっていて

ぶっ飛んだ独特な演奏はハマるとヤミツキ

当サーファー時代でもお店とDJによっては良くオンエアされ

FUNKジャンキーなシティ・サーファー達を盛り上げていました

90年代くらいからでしょうか

P-FUNKを扱ったガイドブックは色々と出されているようで

かなり偏執ヲタクな人まで育ってしまっているようです

入門的なFUNKサウンドは見向きもせずに

早々とP-FUNK系レコードを網羅してしまい

他のミュージシャンにそれ同等の音を探し求める人が多いようですが

枯れ井戸に水を求めているようなもので

こういったFUNKは彼等だけの専売特許なのです

私はディスコを通じ知ったジャンルで

気持ちよく踊りながらかなり深みにハマッテいきました

踊れる「P-FUNK」を選曲できるのは当時のディスコDJだけでしょう

当時「エンバシー」にいらした大先輩DJ「S氏」は

常連からP-FUNKプレイの名人と慕われてました

「GEORGE CINTON」「BOOTSY COLLINS」の2大巨匠が

直接携わっていない作品をP-FUNKと言えるか

私は大いに疑問に思います

サーファー期のP-FUNKを一部ですがチョイスしました

モチロン実際フロアで踊っていた作品です

補足になりますが

「未発表」や「紛失音源」などと称す要するに「お蔵入り」の作品も

90年代になってからやたらリリースされていました

ちょっと商売っ気丸出しで悲しかったです


P-FUNK
PARLIAMENET FUNKADELIC BOOTSY COLLINS GODMOMA BRIDES OF
FUNKENSTEIN

P-FUNK
ALL STARS
GEORGE
CLINTON
PARLET FRED WESLEY &
HORNY HORNS
SPACE
CADETS


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