クリックしますと該当のギャラリーコーナーか別ページへJUMPしますよ♪ ★I LOVE 12"セレクトページへ戻る ★国内盤プロモ12" & OMNIBUS ★US盤プロモ12”(別バージョン) US盤プロモ12” 市販されるものとされないもの 01.MAY/11 文章を追記、改修 国内プロモジャケギャラリーを追加 |
★I LOVE 12inch PROMOコーナー このコーナーではプロモ盤12”とサンプル盤のオムニバスなど 当時の事情を交えディスコに関わったプロモについてお話しします 「いろは」のページでご紹介したような12”は 当時から専門店で販売されているレコードであります このように通常に購入できるレコードを 正規盤とか市販盤またはレギュラーとよんでいます それらに対しまして欲しくても買えないレコードがあったのです 非売品と刻印された業務用レコード! その大半が味気ないホワイトレーベルで作られた不思議なアイテム・・・ その正体がプロモーションレコードなのです サンプル盤とも言われています そしてここからは通称プロモレコードについて詳しくお話していきましょう ◆最初に このコーナーでのお話は30年以上前の事柄を取り上げています 今現在レコード会社の営業方針も変わりプロモーション自体変化しています くれぐれも現代に当てはめて考えないようにしてください また、現在新譜として販売されているプロモレコード等は性質の違う物であり 当ページ本文の内容とは一致するものではありません |
●プロモの役割 プロモーションレコード(以後プロモ)とは何でしょうか? 今でこそ専門レコードショップに行けば頻繁に見かけ 誰でも購入できるプロモですが(人気盤はそう簡単に遭遇できません) 本来は販売促進用にオンエアするためにプレスされた業界アイテムなのです 「どうかこのアーティストと曲をひとつ売ってやってください」といったカンジで 各レコード会社の担当宣伝マンがプロモ盤を持参してアチコチを回ったり DJ自らレコード会社を回って情報とプロモ盤を貰い受けたりしていました 邦楽などディスコでは扱わないジャンル方面ではラジオ局関係者や有線放送 音効屋、音楽専門雑誌、ライターといったところにプロモの配布は行われていたようです なかでもプロモ12”の配布は爆音オンエアのディスコがメインで行われていました 特にMCスタイルで営業しているディスコは宣伝効果が期待できるようなので 頻繁に宣伝マンが出入りしていました プロモ12”は通常日本のレコード会社が制作した国内盤プロモ アメリカでプレスされたUS盤PROMO12”の2つが主流です DJ COPYとも表示される場合もあります 最初に国内盤プロモから説明しますと この時代日本のレコード会社洋楽部門のディスコに対する意気込みは凄く ディスコでのヒット曲誕生を狙う各レコード会社がプロモ盤に力を入れていました 例えば本家アメリカでもシングルカットされていない好作などピックアップして 国内独自でプロモ12”として制作配布をしていたくらいです 特に国内独自で編集したロングやリミックスバージョンは使い勝手が良く DJにとっては本当に有り難いアイテムでありました 「LET'S GROOVE/EW &F」「YOU'LL NEVER KNOW/HI GROSS」 「ROCK WITH YOU/MICHAEL JACKSON」といった 国内独自のバージョンに仕上げたプロモ12”は今尚伝説として語られます 後々こういった国内盤のプロモ12”の存在が外部の一般人に知れ渡り 日本のディスコレコードマニア&コレクターだけに止まらず USやUKのディスコ愛好家も巻き込んだお宝アイテムとなったのであります 12"以外にも月々リリースされるシングル曲をオムニバス形式にしたプロモ盤や 「サンプラー」とも呼ばれているものもあります 来日コンサートに併せてハイライト盤なども各レコード会社から配布されていました 事務的なジャケットデザインのUSプロモに比べカラフルなモノや PICTURE SLEEVE(絵写真付ジャケ)を取り入れた市販品に劣らない作りです 因みに収録曲数の多いオムニバスは音が薄ッペラで ディスコオンエア向けではありませんでした プロモはなんでも音が良いというのは迷信です それでは運良く廃棄処分を逃れた一部の国内盤独自のプロモレコードを ギャラリーで振り返ってみましょう |
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☆お役御免となった国内プロモ盤は何処へ 勘違いされている方が多いと思われますが 暗黙の了解として配布のプロモ盤はレンタルであって贈与品ではありません 実際はDJが私物化してしまったり店舗が在庫所有してしまっていましたが レコ会社から返却要請があった場合速やかに返す義務が発生します 販促用のプローモーションなので期間が過ぎれば返却は当然なのですが 実情こういったレンタル返却要請は行われていません しかし非売品の大義名分があり売ったり買い取ったりすると処罰の対象になります 実際転売で足が付き過去配布された全品返却の上 レコード会社への出入り禁止 今後の配布が一切受けられないといった処分で信用を失った哀れな人物もいました それでも売却する人物が絶えず対策として管理番号と配布先を登録した ステッカーが登場したわけです 通常はボロボロになるまで営業で使われ密かに生涯を終えるのがプロモ盤の運命 最近ではネットオークションや廃盤レコード店などで 上記掲載のギャラリーのような国内盤プロモレコードが売られているのを見かけます 音質に難の多いオムニバスはあまりオンエアされていない状態で 残っていたりしますが ヒット曲や人気曲が収録された12”が 良いコンディションのまま残っているモノも結構あるのですね(店舗ヘビー使用を逃れた) 因みに80年代では過剰と思われるくらい大量配布されていたプロモ盤が いくつかありましたが今となっては入手難に変わりありません 需要あれば供給ありで 超ド級の国内盤プロモを所有し売りに出す人いれば そういった国内プロモ盤のみ狙って 大枚はたいてハントする奇特な人達もいるようです 元々は無料配布されていたものなのに・・・ プロモレコードはダンスフロアで流して初めて本領を発揮するアイテム! 元業界人から観るとなんか複雑な思いがあります 今となってはディスコDJ以外にも流通してしまっているようですので 国内プロモを所有しているからといって「元DJ」「業界人」とは限りません 今はレコードコレクターやイベントDJの方が多いと思われます |
★US盤のプロモ・オムニバス アメリカでもレコード会社と系列レーベルで オムニバス・アルバムが配布されていました あまり日本では見かける事のないアイテムですよね ディスコよりも地元に密着した各FM局で活躍していたようです アメリカではFM局の数が日本の比にならないくらい多く ディスコよりもFMでのプロモーションが優先されていたようです 日本の局では絶対に流れないようなローカル・ファンクや ディスコナンバーが次々とオンエアされていた事でしょう |
★プロモ盤流通事情 12”に関しては本当に音質も良くこれぞDJ御用達のアイテムとよべます 先に述べたように宣伝用のプロモ盤の売買は禁止されています 昔は現代のように流出品が店頭販売される事はまずありませんでした 勿論今の廃盤専門店に行っても易々とお目にかかれるシロモノではありません さて、もう一方のUS盤プロモ12”は契約されている日本のレコード会社経由で 時々配布される事があった程度です 因みにヨーロッパ盤のプロモの配布は記憶にありません その後時代が進み80年代の後半あたりから当時見た事も聴いた事も無いような USプロモ盤と遭遇する事になるとは夢にも思いませんでした それは・・・おりからのダンスミュージックアナログレコード人気の勢いに乗って 廃盤専門店が渋谷を中心に増殖し怒涛の勢いでプロモ盤を輸入し販売し始めたのです 目ざとい当時のディスコフリークやレコードマニア&コレクター氏も巻き込んで 初めてお目にかかるお宝プロモレコードに狂喜乱舞していたのであります(笑) 市販盤12”がリリースされていない上にバージョンも違うとなれば 好事家の皆さんが放っておくわけがありません そんな付加価値が付いたからには業者サイドも必死で海外買い付けに繰り出し 当時のDJも知らないようなプロモ盤が後々になって沢山店頭に並んだのです 人気度と付加価値度によって価格も天井知らず! ああ!知るんじゃ無かったと思っても既に遅し・・・ 後は野となれ山となれヾ(*°▽°)ノあはは この摩訶不思議?なUSプロモ盤ですが 一応「NOT FOR SALE」の表示はされています アメリカの専門店に行けば極普通に購入出来てしまいましたが 現在はかなり「HARD TO FIND」「HARD TO GET」となっています 国内外とももう枯れ井戸状態という事です このようなプロモ需要にあやかってか ブート盤やただの再発盤をプロモと偽装した怪しいレコードも出回っています 原盤と同じレコ会社のレーベルがプリントされていない明らかに不審な盤も多いです 最近ではオリジナルレーベルをコピーした外盤プロモの再発が売られてたりします 「NOT FOR SALE」のはずのプロモ盤の再発? なんかおかしくありませんか? どう考えてもプロモコピーのコピー品でとても怪しいです それでは当時のDJもビックリする人気曲バージョン違いのUSプロモ12”を御参照下さい 当時プレスのオリジナル品です |
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★プロモの与えた影響 残念な事にこれらUSプロモの殆んどがこの時代に正式な配布はされなかったと思います N.Y.のディスコでは連夜オンエアされていたのでしょうね 現在専門店やコレクター達の間で流通しているプロモ盤の大半が 当時は国内には無かったというわけです(一部ヨーロッパ盤などで入荷ありました) 何でもかんでも昔からプロモがオンエアされていたはずもなく オンタイム事情を知らない方は後付け情報にあまり煽られないようにしてくだい 当時のDJすら耳にしたことの無い音源が現在好事家主催のイベントなどで ガンガンとオンエアされている光景も不思議なものです しかし当時味わえなかったバージョンも大変興味深いもので そのような未体験バージョンを聴かせてるくれるサウンド・バーは 「違いの解る」方達で盛り上がっているそうです ダンスイベントではダラダラ長く流されてもしんどくなるだけですけどね 下枠のギャラリーも後々発見し驚いたUSプロモ盤の一部です(オンタイム入手もあります) 夢のような出合いの連続で私のお財布はあっという間にカラッポになってしまいました 当然当時はLP盤でオンエアされていたモノが大半です バージョンがアルバムと変わらないモノも中にはありますが ビートが重く音質レベルがとても高いです |
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☆市販化されるサンプル盤(試供品)とされないプロモ盤 プロモ盤をご紹介してまいりましたが最後に 市販盤がリリースされる前に配布されるサンプル盤(試供品)について 説明したいと思います(主にALBUM) 一応プロモーションとしての意味では同じなのですが 市販化されるものとされないものがあります 上記に掲載しましたDISCO用のプロモ盤は市販化されません もう一方これから市販される試供品としてのサンプルがあります 明確な線引きは出来ませんが 業界無料配布で非売品というところまでは共通です 右の参考写真のように ジャケに「見本盤(サンプル)」のシールが施され レーベルはホワイトか正規盤と同じカラーに「見本盤(サンプル)」の印刷が プリントされています 外装と収録内容は市販品と全く同じです バブルの勢いだったのでしょうかHI-NRG.やユーロ系の12”は 国内販売盛んで試供品の配布量も凄かったです サンプル盤は市販盤に比べ(プレスの順番が早く溝がクリーンなど) 高音質仕様であるような説がひとり歩きしてしまっているようですが 実際はどうなのでしょう? 私見になりますが 現場オンエア目的で配布される「プロモ12”」とは質が違いますし DJ仕様ではない本格的リスニング用高級オーディオ機材で しかも大音量で鳴らせる環境でもないと その効力は発揮できないと思われます 盤のみで音の違いが期待できる魔法のアイテムとはいかないようです これはUS盤のALBUMにも同じ事が言えるでしょう 白盤コレクションという趣味の領域もあり一概には言えませんが プロモ盤やサンプルというものを充分理解しながら 安易に「非売品」や「サンプル」といった言葉にも釣られないように 冷静に見極めてください 因みにサンプル=非売品という事が枷になり いざ処分したくても簡単に捌けない事があったりします 市販盤が出回っているモノに付加価値など付かないですし サンプル盤は専門収集家以外の人には 厄介なシロモノと化する事もあり得るのです 特売コーナーとかでジャケの見本のステッカーが剥がされていて 中身が白盤だったという事ありませんか?(笑) ▲ページ最上部に行く |
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