↓クリックしますとお好みのコーナーに飛びます♪ ★I LOVE 12"セレクトページへ戻る ★OLDSHOLL LABELへ |
●レーベルで見るサーファー時代の主力12” サーファーディスコでは多くの12”が活用されていました メジャーからインディーものまで実に多くのディスコ用レーベルが 専門店の店頭に並びDJ達の手によってフロアを轟かせていたのです コレクターやマニアといった趣味感性とは異なりますので 「レーベル買い」といった行為には走りません サーファーディスコの土壌に見合った旬の曲質を求めたら 同一レーベルが多くなったという表現が正しいと思います サーファー時代に活躍し多くの定着ローテーション曲を輩出した ディスコレーベルと選曲事情を振り返ってみたいと思います 注意: 代表曲はサーファーディスコ期内です 「GARAGE」「NY UNDERGROUND」という概念はありません 「カンパニースリーブ」の無いものはレーベルのみの表示になります 「WANNER」「RCA」「MOTOWN]といったALBUMリリース豊富なメジャーは省きました 正規リリースの少ないプロモ12”レーベルも除いています 代表ミュージシャンはサーファー期内でワンリリース契約や掛持ち、移籍もあります 最終更新情報 03.01/2012 ZOOYORK LABEL追加 |
上に戻る |
★OLD SCHOOL(当時のRAPミュージック) 「ジャンルの考察」のコーナーでも取り上げておりますが ここでは楽曲とレコード事情のお話を少々 初期のRAP、OLDSCHOOLと呼ばれるものの登場は 丁度サーファーディスコ最盛期と重なっていました バックのトラックが知られた人気曲のカラオケであったり 太いFUNKや足速なFUNKY BEATでしかも生演奏であった為 即座にディスコフリーク達に受け入れられました スクラッチやサンプリングといった効果音もありません サーファーディスコ特有のものだと主張するつもりはないですが 自分達の時代と並行して体験してきた事実は否定できません サーファーディスコ時代の体験者その大多数がOLDSCHOOLを新譜で聴き フロアの大音響で踊っていたという事です(いわゆるアラフィフ世代がオンタイム) SUGARHILLやENJOYといった以外は殆ど弱小のインディーズで 流通経路に乏しく日本のショップに並ぶ事すらなかったです 当時の「ウイナース」「モーニングサン」といった専門レコショップが かき集めて販売していましたが限界があったようです 後年になってから廃盤専門店のバイヤー達が買い付けで現地をくまなく回ったり 禁断の地であったサウスブロンクスまで命懸けのハントに向かったりで 初めて目にするレーベル、音に驚愕狂喜するのでありました 今となってはネットで世界中のRAPマニア達と情報交換が出来て かなり細部な事まで知る事が可能です おかげで 「PAUL WINLEY」「REFLECTION」「HEAVENLY STAR」 「DELMAR INTERNATIONAL」「NEWTORIT」「12 STAR」といった 当時日本に入って来ないインディーものが注目され(一部単品で入荷されていた12”もあり) コレクター垂涎の的になっています 中にはインディーにも関わらず再発されている12”などもあります 念の為ですが 西海岸とか東などの分析は後付で当時そういった概念はありません 当時店頭に並びディスコで鳴っていた事が基準です コレクター向きのガイドブックとは異なる事ご理解のうえご参照願います ※「TOMMY BOY」レーベルは本サイト的にHIP-HOP & ELECTRICに分類しています |
上に戻る |
●レーベルは時代を超えたけど ディスコの人気レーベルは時を超え今でも評価されています しかし当時から海外のディスコとは漠然たる感性の異なりがありました いくら多くのヒット曲を出したレーベルであっても 踊りやすいダンスビート、ブラコン、FUNK、ROCKといったものが 主流にあるサーファー時代では特殊なリズムやダークなアングラ系など コイツだけは一般向けではないといった曲もあったのです そういった趣向を求めるなら「ツバキハウス」「チャクラマンダラ」といった 専門ディスコに通うしかありませんでした この時代ではかなり特殊な扱いでしたのでDJの方はとても苦労されたと思います NYのディスコを基準とするディスコチャートでは ビギナー向けからアングラまで実に多様な趣向の音楽がランクインされていました その為専門店での試聴や仲間との情報収集は必須で 安易なレーベル買いやディスコチャート依存はリスクを負う事になります 当時新譜12”一枚の価格が平均¥2000- 失敗は許されない値段です 現代では多々なるディスコ選曲情報やアンダーグランドチャートなどが出回り テキストデータとブランドディスコから入ってくる入門者が増え アングラ曲などに付加価値が見出されています 溢れるテキストデータの信奉と当時のディスコ事情 ここに大きな溝の存在を感じてしまいます カッコよく言えば時代がやっとNY感性に追い着いた 冷静に見ればマニア化しただけ 蛇足になりますが 映画「SATURDAYNIGHT FEVER」のワンシーンで 明らかに主流のディスコミュージックとは異なるラテンチックな曲が突然流れ出し ヒロイン独りがフロアを独占し 他のお客がブーイングでフロアから退いてしまうシーンを思い出してしまいました 所詮私達世代はダンス優先時代ディスコのOG & OBなのです 耳と体が憶えている音楽が全てです 上に戻る |
●現実のディスコはチャートと一致しない 先にも述べましたが時代時代にはトレンドの音があります サーファー時代ではBLACKミュージックがその代表格で DJとお店の意向によってROCKやPOPSを増やしているケースもありました 後期にはHI-NRG.やNEW WAVE、UKといったトレンドに変わり 若者達の求める音も並行して変化して行ったのです 最新のディスコチャートを参考に選曲するのが基本ですが 音楽にも日本の風土と国民性があるので丸呑みにはできません 今でこそカリスマ曲にされているアングラ系の中には チャートの勢い比べフロアではさっぱりだった曲があったりします 従って今現代高評価で知名度もあるからといって 当時の国内でも流行っていたとは限らないということです いくらテキストデーターで頭の中を一杯にしても 当時のディスコ音楽事情とは必ずしも一致しないのが事実 昔NY被れした同僚DJがチャート上位にある アングラ系を一生懸命ヘビロテしてましたが 常連の子に「あの変な曲かけるのやめてくれない!」とキツイひと言 正にお客を代表してのクレームでした 上に戻る |