80's SURFER DISCO 70年代後期~80年代初期に栄えたサーファー系ディスコ回顧録。当時の音楽やファッションを徹底検証!




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レーベルで見るサーファー時代の主力12”

サーファーディスコでは多くの12”が活用されていました

メジャーからインディーものまで実に多くのディスコ用レーベルが

専門店の店頭に並びDJ達の手によってフロアを轟かせていたのです

コレクターやマニアといった趣味感性とは異なりますので

「レーベル買い」といった行為には走りません

サーファーディスコの土壌に見合った旬の曲質を求めたら

同一レーベルが多くなったという表現が正しいと思います

サーファー時代に活躍し多くの定着ローテーション曲を輩出した

ディスコレーベルと選曲事情を振り返ってみたいと思います


注意:
代表曲はサーファーディスコ期内です
「GARAGE」「NY UNDERGROUND」という概念はありません
「カンパニースリーブ」の無いものはレーベルのみの表示になります
「WANNER」「RCA」「MOTOWN]といったALBUMリリース豊富なメジャーは省きました
正規リリースの少ないプロモ12”レーベルも除いています
代表ミュージシャンはサーファー期内でワンリリース契約や掛持ち、移籍もあります


最終更新情報

03.01/2012 ZOOYORK LABEL追加

 



●TK
MALACOが母体の70年代からある大老舗!
マイアミを本拠地とし南国系の音作りが特徴
系列にSUNSHINE,DASH,JUANA.MARLINなど名門がズラリ!
SOUTHERN SOULからFUNK & DISCOが盛りだくさん
「KC & SUNSHINE」 「FREEDOM」「T-CONNECTION」「CONTROLLERS」
「PETER BROWN」「VOYAGE」「JIMMY BO HORNE」「BLOWFLY」
「FOXY」「ANITA WARD」「JAMES BROWN」など馴染み深い方が沢山!
●PRELUDE
70年代からあるディスコレーベル老舗中の老舗!
アルバムも数多くリリースされていた
NYサウンドを中心にFUNK、MODERN SOULなど幅広い
70年代後期と80年代では音が変わっています
「D-TRAIN」 「SHARON REDD」「UNLIMITED TOUCH」「HOT CUISINE」
「FRANCE JOLE」「STRIKERS」「LAX」「CONQUEST」「INNNER LIFE」
「MISIQUE」「PETER JACQUES BAND」「NICK STRAKER BAND」など
●WEST END
ここも70年代からある老舗レーベル!
「HOTSHOT」などのディスコサウンドでも知られている
アングラ系、RAP、HI-NRG.DISCOと実に多様
なんと言ってもこの時期は透明感溢れるアーバン系が主力!
「TAANA GARDNER」「RAW SILK」「BARBRA MASON」「PEECH BOYS」
「STONE」SWEET G」「BOMBERS」「SPARQUE」「MAHOGANY」
など女性ヴォーカルものが多く含まれます
●SALSOUL
ディスコレーベルの超大御所!
世界初のディスコ12”をリリースしたのはココではないのかと言われている
アルバムも多くリリースされていて人気アーティストも沢山抱えていた
12”はREMIXが多いので見逃せない
「FLAKES」「EDWIN BIRDSONG」「VAUGHAN MASON」「INNER LIFE」
「AURRA」「SKYY」「INSTANT FUNK」「SALSOUL ORCH.」「GARY CRISS」
「JAMMERS」「RAFAEL CAMERON」「CHARO」「JOE BATAAN」などが代表
●SAM
ここも70年代後期「S.N.F.」全盛期から活躍した人気レーベル
「JOHN DAVES & MONSTER ORCH.」
「GARY'S GANG」はサーファー初期の名盤!
80年代になってからNYとイタリア色の濃い
アーバンサウンド主体と変わり
SOULからアングラ、NEW WAVEと幅広くリリース
「EVARSIONS」「K.I.D.」「MIKE & BRENDASUTTON」「RHYZE」
「SCANDAL」「VICKY D」「B.B.C.S.& A」「KOMIKO」などが代表
●EMERGENCY
イタリアやオランダ産などのダンスミュージック多い
別レーベルからヨーロッパ盤のアルバムが出ている事もある
歌いっぷりのいいSOUL系から美メロ系アーバンディスコや
一風変わった音作りのダンスサウンドが楽しめる
「KANO」「MICHELLE WALLACE」「FIREFLY」「VIN-ZEE」
「STYLE」「CAPRICORN」「CHIMESE」「TOUCHE」などが代表
●BECKET
ここもサーファーディスコ期に活躍したレーベルです
南方系のオシャレなダンスミュージックからMODERN SOULや
ELECTRIC系DANCEにRAPなど幅広い曲があります
「DENROY MORGAN」「SINNAMON」「TERRI GONZALES」
「JAMAICA GIRLS」「DAVED MORRIS」「QUINELLA」などが代表
●QUALITY
サーファー系のディスコでは大変お世話になったレーベル
正にこの時代を象徴する洗練された曲が多数あります
極上アーバン、RAP、FUNK、ELECTRIC、DISCOなど
「JIMMY ROSS」「TRACY WEBER」「ROKET」「MONA RAE」
「FORNT LINE ORCH.」「NIGHTHAWK」「FELIX & JARVIS」
「KAREN SILVER」「T.C. CURTIS」「EMPIRE」「K.I.D.]や
「10-SPEED」「ORBIT」「SLINGSHOT」など変り種もあり
●PROFILE
ここは80年代からのレーベルです
NYサウンドからHI-NRG.などのダンスものや
「RUN DMC」などRAP~HIP-HOPに関しては名門中の名門!
意外にもサーファー時代での知れた曲は少なく「LONNIE LOVE」
「DISCO FOUR」「Dr.JECKYLL & Mr.HYDE」「MENEGE」「HURT 'EM BAD」 
「SHARON BROWN」「FORREST」あたりが活躍していました
83年以降のリリース量は異常です
●VANGUARD
70年代後期から活躍したディスコ名門レーベル
心地良いNYサウンドからHI-NRG.やアングラ系まで
ディスコの為のサウンドを貫き通した姿勢は脱帽
「FRISKY]「RONI GRIFFITH」「CAROL WILLIAMS」
「FONDA RAE」「PLAYERS ASSOCIATION」
「RAIBOW BROWN」「TWILIGHT22」などが代表
●CHAZ RO
82年を集中にリリースし消えてしまったレーベル
BRASSやROY Cと同じ系列のようです
イタリア系のアーバンサウンドが主流

中にはヘビロテされていた曲もあり
「WEEKS & CO.」「GOLDIE ALEXANDER」
「ATLANTIS」「ARMED GANG」が人気
●SUTRA
80年代初期からのレーベルです
NYサウンドやアングラ系、RAPなど幅広い

HIP-HOPは「PROFILE」に引けを取らない名門
「Mr.MAGIC」「FEEL」「HOLT45」「ROYAL CASH」
「RJ's LATEST ARRIVAL」「FREAD PAYNE」など
中間~コア選曲でオンエアされていました
●RADAR
82年後期からのレーベルです
モダンソウルから初期ハイエナジーまで幅広いです

84年と短命でしたが初期作品は好作多いです
「TONY LEE」「GARY's GANG」「ARNIE's LOVE」

「STATUS IV」あたりが受けていました
●HANDSHAKE
82年がピークであったレーベルですが
サーファー時代終焉と共に消えてしまいました
URBAN系からSOUL、HI-NRG.やROCKまで

色々なダンスナンバーがありました
「REVELATION」「TRILARK」「AMI STWART」ANEKA」
「JOHNNY BRISTOL」「SNEAKER」「DEBRA DEJEAN」
「GANG’S BACK」「RONNIE JONES」あたりが人気ありました

●EASY STREET
サーファー期としてはギリギリ83年からのレーベルです
後年になってからのガラージブームで

俄然注目を浴びる事になりました
爽快なアーバンサウンドからアングラ系まで
多くの枚数がリリースされています
「HOT STREAK」「WORLD PREMIRE」「LUCKK」

「ORLAND JOHNSON」あたりが人気です
MEGATONE
81年後期に登場したHI-NRG.の専門レーベル

サーファー古参組とっては次世代の波でした
創始者の「PATRICK COWLEY」を始め彼の友人「SYLVESTER」と
「PAUL PARKER」は日本でも馴染み深い
「SARAH DASH」「KENNY JAMES」「QUEEN SAMANTHA」「LE JETE」

「MODERN ROKETRY」など83年以降が活発
●MOBY DICK
81年からあるカナダ系HI-NRG,主力レーベル
日本では記録的ヒットを作った曲もある
初期のHI-NRG.を知る為には絶対欠かせないレーベル
「LISA」 「PASSENGERS」「CARL JIANI」「CRYSTAL & THE THEM」
「STREO FUN INC.」「LOVERDE」「BOYS TOWN GANG」
サーファー時代を共に駆け抜けた名曲多数
●PRISM
70年代からあるディスコの名門
ここもアングラ系からHI-NRG.にRAP、ERECTRICなど幅広い
後年にはHIP-HOPでも知られたレーベルです
「EROTIC DRUM BAND」「GERALDINE HUNT」「PURE ENERGY」
「LIME」 「WARP 9」「DAVID LAMPELL」などがオンエア
●TEC
70年代後期からあるNYでは知られたレーベル
メロウなSOUL GROOVEからRAP、FUNK、アングラ系まである
ALBUMもリリースされいて侮れません
「WILLIAM DEVAUGHN」 「CAPTAIN SKY」
「CECIL PARKER」「DIRECT CURRENT」
「HEVEN & EARTH」「LADY B」など結構オンエア対象曲あります
●WMOT
大変「読み」の難解なレーベル名です
初期の頃はJAZZ CROSSOVERで人気の「FANTASY」と同系扱いでした
DISCO、FUNK 、SOUL、RAPとBLACK系寄りのスタンス
「FAT LARRY's BAND」「BARBARA MASON」「HEAVEN & EARTH」
「FRANKIE SMITH」「COUNT COOLOUT」「CAPTAIN SKY」
「BRANDIE WELLS」などオンエア率の高かったもの多し!
●POSSE
80年から見かけるようになった「ARTHUR BAKER」のレーベル
「FATBACK」のSPRINGレーベルと同系列のようです
80年代後期まで活躍しHIP-HOP、CLUBミュージックでも名高い
FUNK、ELECTRIC、URBAN、アングラなど
プロモオンリーのものありますがFUNK系は結構エグい曲があります
「RITZ」 「GLORY」「FEEL」「MYNK」「FONDA RAE」などが
当時のフロアで鳴り響いていました
●HCRC
82年~83年に店頭に並んだレーベル
エレクトリック系やシンセ多用の80's FUNK、 SOULが主
12”リリースが多いですがALBUMもいくつか出されています
因みにNOT ON LPものの12”FUNKは絶品
「VIDEEO」 「X-25 BAND」「MARGIE JOSEPH」「GLASS」
「WILLAM C. BROWN」「WILLIAM DEVAUGHN」が人気
STREET WISE
EASY STREETと同時期のレーベルでした
「I.O.U.」の大ヒットで俄然注目を浴びました
エレクトリックものからアングラ、ニューウェイブが主
「FREEEZ」「ROCKERS REVENGE」「NEW EDITION」「NAIROBI」
「NEW ORDER」「PAUL SIMPSON」「EARTHA KITT」など

83年にディスコヒットが集中
●TSOB
1980年から見かけるブルックリン産のレーベル
フィリーに対抗して名付けたのでしょうか
FUNK、RAP、アングラがリリースされています
中にはALBUMも出されていますがその殆どが品薄入手難
後付けで発掘された12”も多いので注意
「LIVE BAND」 「WILD SUGAR」「ZALMAC」「ZULEMA」
「MASTER JAY」などが当時のオンエア
●MANGO
ISLAND傘下で「SLY &ROBBIE」「STEEL PULSE」擁する
REGGAE系のレベールですが南方の暑い音をベースとした
FUNK、DISCOがサーファー時代の人気曲でした
「BITS & PIECES」 「MANU DIBANGO」「GIBSON BROTHERS」
「INVISIBLE MAN'S BAND」「JUNKAFUNK」「DAVID JOSEPH」
「ROUND TREE」などが当時のオンエア
●SUGARSCOOP
81年から登場したNYのレーベル
STREET系のURBANやELECTRIC、初期HIP-HOPがメイン
しかしリリースされたミュージシャンは僅かで
HIP-HOP文化の夜明けと共に消えてしまった
サーファー期でのリリースは「GANGS BANG」「MATRIX」
「BEAT BOYS」 「TWO SISTERS」といったところです
●MILLENNIUM
70年代からあるALBUMリリースも豊富なNY系レーベル
美メロDISCOからROCK、NEW WAVE、アングラ、FUNKまであり
当時営業のお店には数枚はストックあったはず
「JAY BLACK」 「RODWAY」「KEITH DIAMOND BAND」
「SNATCH」「RUTH WATERS」「BROOKLYN DREAMS」」「MECO」
「FRANKE & KNOOKOUTS」などオンエア率も高かった曲が多し
●VENTURE
SOULからDISCO系まで多くのリリース作がありました
後年レア盤として注目を浴びた「REDD HOTT」は
当時から品薄で極一部のディスコでしかストックありません
当然オンエア率は超低く無名であったのは言うまでもありません
我らサーファー時代では「GENTY」「CHERI」「SHADES OF LOVE」
「CREME D' COCOA」あたりが対象です
●BOARDWALK
80年の「TIERRA」で初めて見たレーベル
DISCOというよりもROCKやPOPSに力入れていたようです
でもBLACKや12”も豊富でかなりお世話になりました
「JOAN JETT」「NIGHT RANGER」RINGO STARR」
「SUNRISE」「OHIO PLAYERS」「CURTIS MAYFIELD」
「RICHARD DIMPLES FIELDS」「INVISIBLE MANS BAND」
「RICH LITTLE」「STARPOINT」「SYL JOHNSON]など
豪華すぎです
●SOURCE
70年代からあるBLACK系レーベル
なんといっても「CHUCK BROWN & SOUL SEARCHERS」が
強烈なインパクトありました
「VALENTINE BROTHERS」 「HAROLD HELVIN & BLUE NOTES」
「LEE MOORE」「OPUS 7」などツウ向けなFUNKも人気でした
残念な事に80年になってから消えてしまいました
●MONTAGE
82年に日本で流通され始めたレーベル
URBAN系とFUNKが主にディスコでの扱いでした
一時期集中リリースされていましたが短命でした
「MANDRILL」「SHOT GUN」「BLACK ICE」「CM LORD」
「GANGSTERS」「LTD」が国内盤でもALBUM発売されていました
「YVONNE BROWN」「EDWIN STARR」「BOOKER NEWBERRYⅢ」 
など12”リリースも強力
●CATAWBA
82年から現われた変態SOULマニアのカリスマである
「GEORGE KARR」のレーベルです
主にRAPやFUNK、MODERN SOULを扱っていました
カバーの「ELEANOR GRANT」「SANDY KARR」が知名度高いです
「JACKIE MOORE & WILSON PICKETT」「MOURICE STARR」
「REAL THING」といったツウ向けなFUNKも充実
残念な事に日本での流通が乏しかったのが悔やまれます
●ZOO YORK
日本では82年から流通し始めたレーベル
リリース量も少なくALBUMも僅かで12”と7”が主
なんといっても「RJ's LATEST ARRIVAL」のインパクトがでかい
「CAROL WIILIAMS」「LEGEND」「LEONARD SEELEY」といった
DANCE FUNKがDISCOでの対象アイテム
これも日本での流通が乏しい上にあっという間に消えてしまった





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★OLD SCHOOL(当時のRAPミュージック)

「ジャンルの考察」のコーナーでも取り上げておりますが

ここでは楽曲とレコード事情のお話を少々

初期のRAP、OLDSCHOOLと呼ばれるものの登場は

丁度サーファーディスコ最盛期と重なっていました

バックのトラックが知られた人気曲のカラオケであったり

太いFUNKや足速なFUNKY BEATでしかも生演奏であった為

即座にディスコフリーク達に受け入れられました

スクラッチやサンプリングといった効果音もありません

サーファーディスコ特有のものだと主張するつもりはないですが

自分達の時代と並行して体験してきた事実は否定できません

サーファーディスコ時代の体験者その大多数がOLDSCHOOLを新譜で聴き

フロアの大音響で踊っていたという事です(いわゆるアラフィフ世代がオンタイム)

SUGARHILLやENJOYといった以外は殆ど弱小のインディーズで

流通経路に乏しく日本のショップに並ぶ事すらなかったです

当時の「ウイナース」「モーニングサン」といった専門レコショップが

かき集めて販売していましたが限界があったようです

後年になってから廃盤専門店のバイヤー達が買い付けで現地をくまなく回ったり

禁断の地であったサウスブロンクスまで命懸けのハントに向かったりで

初めて目にするレーベル、音に驚愕狂喜するのでありました

今となってはネットで世界中のRAPマニア達と情報交換が出来て

かなり細部な事まで知る事が可能です

おかげでPAUL WINLEY」「REFLECTION」「HEAVENLY STAR」

「DELMAR INTERNATIONAL」「NEWTORIT」「12 STAR」といった

当時日本に入って来ないインディーものが注目され
(一部単品で入荷されていた12”もあり)

コレクター垂涎の的になっています

中にはインディーにも関わらず再発されている12”などもあります

念の為ですが

西海岸とか東などの分析は後付で当時そういった概念はありません

当時店頭に並びディスコで鳴っていた事が基準です

コレクター向きのガイドブックとは異なる事ご理解のうえご参照願います


※「TOMMY BOY」レーベルは本サイト的にHIP-HOP & ELECTRICに分類しています


●SUGARHILL
RAPを扱う中では一番有名なレーベル
どれだけの曲にお世話になったか大ヒットもある
初期の生演奏FUNKトラックは超絶品!
設立時はオレンジのジャケ&レーベルでした
「SUGARHILL GANG」「GARANDMASTER FLASH」
「SEQUENCE」「SUPERWOLF」「SPOONIE GEE」「MELLE MEL」
「FUNKY FOUR+1MORE」「CRASH CREW」数知れず
●ENJOY
上のSUGARHILLよりも古くからRAPをリリース
初期はFUNKというかFUNKYな走るトラックが多い
古参ブレイカーにとっては神曲クラス
エレクトリック系も早くから取り入れた
「GARANDMASTER FLASH」「DISCO FOUR」「KOOL KYLE」
「FUNKY FOUR」「TRECHEROUS THREE」などが代表
●SOUND OF NEW YORK,USA
79年からの老舗レーベル
黄、グレー、オレンジなどレーベルカラーがある
80年代になってからアーバンものやアングラもリリース
元ネタとなるFUNKトラックもリリースしています
「SPOONIE GEE」「WILLIE WOOD & WILLIE WOOD CREW」
「FAMILY」「SUPER JAY」「TRICKERATION」など
●BC
本来はRAPのレーベルというより
今でこそ話題のアンダーグランド志向のレーベルです
サーファー時代ではカヴァーラップのインパクトが大きく
連夜のオンエアは今尚耳に残ります

「SUGAR DADDY」「JOHNNY & MICHAEL HILL」「NILE B」のRAP
「GRAINGERS」はアングラFUNKのカルト人気でした
●BRASS
アングラ系やアーバンものもリリースされています
それでもRAPレーベルとして扱う価値充分過ぎる理由があります
OLD SCHOOL RAPの伝説盤として名高い
「GARANDMASTER FLASH」の前身「YOUNGER GENERATION」や
「MARVELOUS THREE」「JACKIE "SMALL" COCHRAN」など
サーファー時代のフロアを響かせた名作揃い
●ALA
SOULマニアには極上のバラードの7”でも有名なレーベル
DEEP SOULやDISCOものもリリースされています

RAPブームにのって店頭に並びました
80年モノで既にシンセが使われいます
「THE UNKNOWN RAPPER」「KING MONKEY」

「LOVE RAPPER」あたりがオンエアされていました
●GOLDEN FLAMINGO
「PETER BROWN」のレーベルらしい
彼の作品とRAPの結び付きがイマイチ理解できない
既にシンセを取り入れていたりしてHIP-HOPの第一波を
感じさせたトラックが多いです
「Mr, FOX」「LITTLE STARSKY」「MASTER JAY」などが代表
●GRAND GROOVE
OLDSHOOLからHIP-HOP時代に跨いだレベール
有名曲を使ったカバーRAPが多くマニア垂涎の12”
代表格の「T-SKI VALLEY」はあまりにも有名
「JUST FOUR」「CHAPTER 3」「BROADNAX & ROBINSON」など
限られたリリースでした
SCORPIO 
DKレーベルの傘下でしょうか?
リリースされている大半がカバー曲&RAPです

時期的にもOLD SCHOOL最盛期であって
フリーク達の間で話題になっていました
少々コアですがこれぞサーファー時代の特産物!
「LIBERTY SILVER 」「MR. Q」「BOBBY DEEMO BAND」が

フロアでよくオンエアされていました



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レーベルは時代を超えたけど

ディスコの人気レーベルは時を超え今でも評価されています

しかし当時から海外のディスコとは漠然たる感性の異なりがありました

いくら多くのヒット曲を出したレーベルであっても

踊りやすいダンスビート、ブラコン、FUNK、ROCKといったものが

主流にあるサーファー時代では特殊なリズムやダークなアングラ系など


コイツだけは一般向けではないといった曲もあったのです

そういった趣向を求めるなら「ツバキハウス」「チャクラマンダラ」といった

専門ディスコに通うしかありませんでした

この時代ではかなり特殊な扱いでしたのでDJの方はとても苦労されたと思います

NYのディスコを基準とするディスコチャートでは

ビギナー向けからアングラまで実に多様な趣向の音楽がランクインされていました

その為専門店での試聴や仲間との情報収集は必須で

安易なレーベル買いやディスコチャート依存はリスクを負う事になります

当時新譜12”一枚の価格が平均¥2000-

失敗は許されない値段です

現代では多々なるディスコ選曲情報やアンダーグランドチャートなどが出回り

テキストデータとブランドディスコから入ってくる入門者が増え

アングラ曲などに付加価値が見出されています

溢れるテキストデータの信奉と当時のディスコ事情

ここに大きな溝の存在を感じてしまいます

カッコよく言えば時代がやっとNY感性に追い着いた

冷静に見ればマニア化しただけ

蛇足になりますが

映画「SATURDAYNIGHT FEVER」のワンシーンで

明らかに主流のディスコミュージックとは異なるラテンチックな曲が突然流れ出し

ヒロイン独りがフロアを独占し

他のお客がブーイングでフロアから退いてしまうシーンを思い出してしまいました

所詮私達世代はダンス優先時代ディスコのOG & OBなのです

耳と体が憶えている音楽が全てです



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現実のディスコはチャートと一致しない

先にも述べましたが時代時代にはトレンドの音があります

サーファー時代ではBLACKミュージックがその代表格で

DJとお店の意向によってROCKやPOPSを増やしているケースもありました

後期にはHI-NRG.やNEW WAVE、UKといったトレンドに変わり

若者達の求める音も並行して変化して行ったのです

最新のディスコチャートを参考に選曲するのが基本ですが

音楽にも日本の風土と国民性があるので丸呑みにはできません

今でこそカリスマ曲にされているアングラ系の中には

チャートの勢い比べフロアではさっぱりだった曲があったりします

従って今現代高評価で知名度もあるからといって

当時の国内でも流行っていたとは限らないということです

いくらテキストデーターで頭の中を一杯にしても

当時のディスコ音楽事情とは必ずしも一致しないのが事実

昔NY被れした同僚DJがチャート上位にある

アングラ系を一生懸命ヘビロテしてましたが

常連の子に「あの変な曲かけるのやめてくれない!」とキツイひと言

正にお客を代表してのクレームでした

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